ヒューマンリソシア(東京都新宿区)は、世界のIT技術者の給与動向を調査し、「2022年度版:データで見る世界のITエンジニアレポートvol.6」として発表した。IT技術者の給与が世界で最も高いのは「スイス」(10万53USドル)だった。
2位は「米国」(8万9161USドル)、3位は「イスラエル」(8万5131USドル)、4位は「デンマーク」(7万772USドル)、5位は「パナマ」(6万1125USドル)だった。
6位は「ノルウェー」、7位は「ドイツ」、9位は「フィンランド」、10位「アイルランド」と、欧州の国々がトップ10にランクインしていて、給与の高さが際立つ結果となった。
「日本」(3万8337USドル)は世界20位で、昨今の円安・ドル高の影響もあり、前年と比べ15.1%給与が減少した。世界と比較しても日本のIT技術者の給与水準の低さが憂慮される結果となった。アジアでは18位の「シンガポール」、19位の「香港」が日本の上位に並び、25位には「中国」が迫っている。
情報通信業で就業している人の給与を国別に調査したところ、1位はIT技術者と同様に「スイス」(10万9985USドル)、2位は「カタール」(9万5024USドル)、3位は「ルクセンブルク」(9万70USドル)、4位は「米国」(8万5062USドル)、5位以降は欧州の国々が続いた。
また11位以下も欧州各国が続き、アジアでは「シンガポール」のみが20位にランクインした。「日本」は4万837USドルで24位に入り、22位の韓国(4万8527USドル)を下回った。
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