YouTubeのショート動画、2月から収益化対象に TikTokに対抗へ(1/3 ページ)

» 2023年01月29日 07時13分 公開
[ITmedia]

 米グーグル傘下のYouTubeが短尺動画「YouTube ショート」の収益化を2月1日に始める。運営元が1月29日までに発表した。中国バイトダンスが手掛ける「TikTok」への対抗とみられる。収益化対象の動画を増やすことで、参画クリエイターの増加を目指す。

photo YouTube ショートのイメージ

全世界で1日300億回再生のYouTube ショート

 YouTube ショートとは、YouTubeで公開・視聴可能な最大60秒の縦型動画のことを指す。TikTokのユーザー拡大を背景に、2020年9月にベータ版としてインドでサービスを開始。日本では翌21年7月に始まった。

 22年9月の発表によると、1日の視聴回数は全世界で300億回以上、月間ログインユーザー数は15億人に達するという。若年層のユーザーに人気があり、動画を投稿するクリエイターにとっては、手軽に動画コンテンツを作成できるという利点がある。

 ここ最近では、有名YouTuberが投稿した長編動画の中から重要な要点だけ切り出す「切り抜き動画」が流行っていることもあり、効率的にチャンネル登録者数を増やすためのツールともされている。

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