ネオジャパンが運営するビジネスコミュニケーション研究機関『NEOビズコミ研究所』が、Web会議に関する実態調査を行った。「Web会議中についやってしまったこと」を調べたところ、1位は「別の仕事に精を出す」(24.0%)だった。
2位は「人には見せられない身だしなみで参加する」(19.0%)、3位は「発声せず、チャットだけで会話に加わる」(9.8%)だった。約4人に1人が「別の仕事に精を出す」ことを経験していた。割合は少ないが、「居眠りをする」(7.0%)、「他の人に成りすまして参加する」(3.3%)、「飲酒する」(3.0%)などと回答した人もいた。
Web会議に出席する際、カメラはON・OFFの状況を聞くと、カメラ「ON派」は58.6%、「OFF派」は41.5%と「ON派」が上回る結果となった。
「ON派」からは、「顔を見て話すことがコミュニケーションの一環であるとのことだから」(20代男性)、「常にカメラをONにしろという暗黙の了解」(30代女性)などの声が寄せられた。一方「OFF派」からは、「通信回線の負担になるので」(30代男性)、「在宅勤務日は化粧をしたくないのでカメラオフにしている」(30代女性)などの声が挙がった。
その他、バーチャル背景の使用率は全体の4割にとどまることなどが分かった。
【Web会議で起きた珍エピソード集】
- 「名前の表記がプライベートのニックネームになっていた」(30代男性)
- 「話してる人がいるのに、切られてた。」(30代男性)
- 「音声ミュートにしてたつもりがしていなくて悪口筒抜け」(40代男性)
- 「マイクオフにし忘れてトイレに行っていた人の音が流れてきた」(40代男性)
- 「当事者以外の人が、オリジナルの壁紙背景でサプライズ送別会 寄せ書きやギフトもオンラインでリンクを送り、 リモートならではの良い送り出し方になったと思います」(20代女性)
- 「上司のマイクのミュートが解除されており、そのことに気づかず子どもの可愛らしい会話が流れてしまった」(20代女性)
- 「上司がずっとマイクをオンにした状態でコーヒーを飲む音がずっと聞こえていた」(20代女性)
- 「緊迫した雰囲気の中、同僚の猫が入り込んで和ませてくれることがあった」(20代女性)
- 「高さの合うテーブルが見つからず、ベッドの上にパソコンを置き、非常に辛い体勢で挑んだ」(30代女性)
- 「カメラありの会議の後ろを半裸の夫が通った」(30代女性)
- 「参加者全員の意見が一致しているのに主催者側の意図としない回答だったようで、同じ質問が繰り返され参加者の一人が 切れる寸前だった」(50代女性)
調査は12月に、20〜50代のデスクワーカー400人を対象に実施した。調査の詳細は公式Webサイトで公開している。
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