消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
3月1日から2024年卒向けの就職活動が本格化するのを前に、ホワイト企業の調査・分析を手掛ける「ホワイト企業総合研究所」を運営するAvalon Consulting(東京都新宿区)が、24年卒向けの「一流ホワイト企業ランキング」を発表した。1位は「Facebook Japan」で、「グーグル合同会社」と「アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社」(AWS)が続き、3位までを外資系IT企業が独占した。
Avalon Consultingは22年1月から12月にかけて、厚生労働省の統計や各企業のIR情報などを参考に国内の1万3000社を調査。「職場環境」「給与・福利厚生」「成長環境」「事業見通し」「財務指標」「WLB」(ワークライフバランス)など同社独自の評価指標を用いて、ランキングを作成した。同社は17年から同様の調査を行っており、今回が6回目。
同社調査では前年まで2年連続でグーグルが首位だったが、今回「Facebook Japan」に首位を明け渡す結果となった。4位以下は「インクグロウ」「ISSリアライズ」「リクルートマネジメントソリューションズ 」「ヴイエムウェア」「サントリーホールディングス」「特許庁」「オートデスク」の順だった。
トップ10のうち4社がIT関連企業となり、他社のランキングでも人気が高い総合商社は今回世界情勢の変化により、順位が下落、10位以内にランクインしなかった。また官公庁・社団から「特許庁」が9位にランクインした。
コロナ禍で業績を伸ばした企業が多いIT業界。上位100社を見てもその傾向は強く、米国IT企業のみならず、IT企業全般で順位の上昇が見られた。
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