次に、各ブランドの満足度を独自のAIを用いて「QSCA(品質・接客・清潔感・雰囲気)」の4指標で分析した。対象は21年1月〜22年12月に寄せられた口コミ4426件。
鳥貴族は、「雰囲気」(94ポイント)、「品質」(83ポイント)、「接客」(70ポイント)が高スコアとなった。キーワード「チェーン」「価格」「雰囲気」においてポジティブな意見が寄せられており、チェーン店ならではの味や価格、雰囲気が安定して水準を満たしていることがうかがえる。
一方ネガティブな意見が多いキーワードには「注文」「ドリンク」が含まれており、混雑時での料理やドリンクの提供時間に改善の余地があることが分かった。
やきとり大吉は、データ量の関係で評価ができなかったものの、「マスタ」「大将」「丁寧」にポジティブな口コミが寄せられており、店長や店員の接客が丁寧で雰囲気が良い点が高く評価されている。
「テークアウト」「タレ」というワードからは、焼き鳥のサイズがやや小さいことやタレが漏れているなど、ネガティブな要素としてコメントが挙げられた。
魚民は、「雰囲気」(89ポイント)、「清潔感」(63ポイント)が高スコアで、キーワードでは「家族」「安定」にポジティブな意見が集まった。子ども用メニューやキッズスペースなど家族向けに配慮があること、どの料理を選んでも味が安定していることが高評価の要因となった。
しかしネガティブな口コミには「オーダー」「店員」が挙がっており、店員を呼んでから注文までに時間がかかることや、ラストオーダーの時間が早いこと、店員の接客態度に改善の余地があるとした。
や台ずしでは「品質」(80ポイント)のスコアが高く、本格的な寿司が楽しめることや、午後7時までは飲み物が半額という独自サービスから「リーズナブル」「半額」などがポジティブなコメントとして寄せられた。
ネガティブなワードでは、アルバイト店員の接客水準や寿司のシャリの硬さなどを指摘する「バイト」「シャリ」が目立った。
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