忙しい人ほど、途中で邪魔が入ります。電話での指示・依頼、メールへの対応など、3時間の予定時間のなかには、かなりの時間を割く緊急なことが起こります。この時間をゼロにすることはできませんので、その分のバッファを見ておくことも大事です。
また、現実問題として、3時間ずっと集中力を保つことは不可能に近いことです。自分では3時間かけてやったと思っていても、実際には、2時間15分しか実際の作業時間はなく、45分は別のことをやっていたり、休憩していたりします。
理想的にはこれもゼロになるのがいいのかもしれませんが、組織のなかで働いている以上、仕事以外の話や自分の業務とは実際には関係のない会話や情報収集も大切なことです。
ただし、いわゆる「無駄時間(何も生み出していない時間)」は、限りなくゼロにしたいものです。
これは自分ではあまり認めたくないことですが、結果的に何もしていない時間は少なくありません。資料が見当たらない、データがどこにあるか分からず探していた、新しい顧客へのアプローチ計画を考えてみたがひとつもアイデアを出せなかった、調べものをしていたらいつの間にか興味のあるWebサイトを見ていた、などの時間は、残念なことに、結果を出せていない人ほど多いものです。
これも、最初から「無駄をなくす」ことを求めずに、実際に、1週間のなかで、どれくらいの無駄な時間(成果を生み出していない時間)を過ごしているのかを明らかにすることから始めましょう。
自分にはどんな無駄な行動をしているのか、知ることができれば、自ずと対策も見えてきます。
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