羽田空港アクセス線(仮称)では、鉄道輸送力を向上して多方面からのダイレクトアクセスを実現する。シームレスな移動が可能になり、異常時には輸送代替性が向上するメリットがある。上野東京ライン方面以外にも、湘南新宿ライン、埼京線方面、りんかい線、京葉線方面のルートも計画されている。これにより、巨大都市・東京を発展させ、国際競争力を強化する。
実は同じような名目で、空港のアクセスを向上する方針がある。京急電鉄の羽田空港第1、第2ターミナル駅の引き上げ線設置、合わせて京急品川駅の拡張、さらに蒲蒲線の建設がある。品川駅関連では、白金高輪〜品川間の東京メトロ新線の建設も進められている。
【4月13日14時13分更新】初出時「品川駅関連では、白金高輪〜品川間」に誤りがありました。現在は修正しています。ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした。
京急電鉄の羽田空港第1、第2ターミナル駅引上線イメージ
東京メトロが計画している清澄白河〜品川間の新線路線図
東京が「世界都市」としての機能を高めるために、羽田空港方面のアクセスが複数新設されることになる。それぞれが競合しつつ、全体としては羽田空港と都心との行き来が便利になるということだ。
しかし、それぞれの運営主体は異なる。どんな戦略を立てていくのか。どう役割を分担していくのか。
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