羽田空港アクセス線の工事着手で、「空港アクセス3社」はどうなるか3つ巴の戦い(4/5 ページ)

» 2023年04月13日 08時30分 公開
[小林拓矢ITmedia]

「すみ分け」と「競合」の複雑な関係

 現在、羽田空港へ向かう鉄道の利用者は京急電鉄を使う人が多く、その次に東京モノレールが多い。各地からのバス利用者もいる。

 京急電鉄は、品川や横浜から羽田空港に行く際に便利である。都営浅草線からの乗り入れもあり、都心からのアクセスを果たしている。常磐線特急は基本的に品川発着のため、この方面からのアクセスは便利である。

 東京モノレールは、浜松町で山手線などから乗り換えて利用する人が多い。この駅は中距離電車が停車しないため、若干不便である。なお、東京モノレールは途中駅までの利用者も多く、空港アクセスだけではなく地域輸送の役割も果たしている。

 京急電鉄と東京モノレールは競合しつつ、利用者のすみ分けもある。

東京モノレール10000形車両(出典:公式サイト)

 一方、鉄道でのアクセスが多方面に行かない課題もあった。品川もしくは浜松町で乗り換えるか、バスで行けばいいじゃないかとは思うものの、それでは都心へのアクセスの問題が発生する。そこで既存の交通手段とは競合するものの、羽田空港アクセス線(仮称)の計画が立てられた。しかも東京モノレールはJR東日本のグループだ。

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