4〜6位は、「ルーミー」「シエンタ」「フリード」というスライドドアを備えたコンパクトな2〜3列シートのミニバンが続きます。ちなみに8位「ノア」と9位「ヴォクシー」もスライドドアのミニバンです。ノアとヴォクシーは22年1月にフルモデルチェンジしており、その新車効果でベスト10に入ったといえます。
こうしてみると、ベスト10のうち5モデルがミニバンという、例年以上にミニバンの多い年となりました。これが22年度に売れたクルマの特徴といえるでしょう。
ちなみに、軽自動車の22年度ランキングの上位3位は以下の通りです。
軽自動車1位となったN-BOXは乗用車ランキング1位のヤリスを上回る数字。2位のタントも乗用車ランキングでは3位相当、スペーシアは4位相当となります。軽自動車もあなどれないほど数多く売れているのです。
また、軽自動車の上位3モデルは、全てスーパーハイトワゴンと呼ばれるジャンルです。これは背が高く、両側スライドドアを備えているのが特徴。乗用車でいえばルーミーやシエンタ、フリードの2列シートモデルに相当します。
つまり、日本車のベストセラーには、両側スライドドアのミニバンばかりが並んでいるのです。箱型ボディーの広い室内空間とスライドドアは、子育てファミリーにとって最強の組み合わせです。また、スライドドア&低床のミニバンの乗り降りのしやすさは、お年寄りにとっても使いやすいもの。これらのメリットを実感した人たちがミニバン人気を支えているといえます。まだまだ日本のミニバンの人気は続くのではないでしょうか。
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