「ホッとひと息」つくようなタイミングを探し出す
コーヒーブレイクは、気分転換のための貴重なリラックスタイムですから、注いできたコーヒーに口をつける前に話を持ちかけたのでは、「おいおい、ちょっと待ってくれよ」という気分になって、上司のリフレッシュの妨げになります。
だからといって、コーヒーを飲み終えるまで待っていたのでは、こちらの仕事が遅くなってしまいます。
私が考えたのは、上司がコーヒーを2〜3口くらい飲んで、ホッとひと息ついたタイミングです。
上司のリフレッシュをジャマすることなく、気持ちよくこちらの説明に耳を傾けてもらうには、絶好のチャンスと考えたのです。
上司に限らず、自分のために時間を作ってもらうためには、相手に負担をかけないように、できる限りの配慮に努めることをおすすめします。
きちんと相手に配慮するためには、普段から相手の状況を観察しておき、タイミングを見計らうことです。
上司やチームのメンバーとは小まめにコミュニケーションを図る必要がありますが、相手の都合を考えず、自分のタイミングだけで話しかけていたのでは、仕事がスムーズに回らなくなってしまうのです。
【まとめ】
相手が「疲れているとき」と「イライラしているとき」は近づかないのが無難!
この記事は、『「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』(山本大平/クロスメディア・パブリッシング)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。
戦略コンサルタント、事業プロデューサー
2004年に新卒でトヨタ自動車に入社し新型車の開発業務に携わる。トヨタ全グループで開催される多変量解析の大会での優勝経験を持つほか、常務役員表彰・副社長表彰を受賞。その後、TBSテレビへ転職。「日曜劇場」「レコード大賞」「SASUKE」など、主にTBSの看板番組にてプロモーション及びマーケティング戦略を数多く手掛ける。さらにアクセンチュアでのマネージャー経験などを経て、2018年にマーケティング総合支援会社F6 Design株式会社を設立し代表取締役に就任。トヨタ式問題解決手法をさらにカイゼンし、統計学を駆使した独自のマーケティングメソッドを開発。著書にベストセラー『トヨタの会議は30分』(すばる舎)など
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング