グランツーリスモは小学生から楽しめるものであるが、あまりに操作がシビアすぎると普及を妨げる。そのため熟練者の中には、グランツーリスモを使い続けるユーザーと、別のドライビングシミュレータへ移行するユーザーに分かれることになる。
つまり、よりリアルに近いドライビング体験を求めて、パソコン上で動くレーシングシミュレーター、通称レーシングシムへと乗り換えるユーザーが少なくないのである。これはゲームソフトだけでなく、コントローラーも高度化されており、ステアリングコントローラー(通称ハンコン)やペダルコントローラー、シフターやサイドブレーキなど操作系の各コントローラーを展開する専門のメーカーがいくつもある。
そうしたコントローラーやシートをマウントするコックピットも、さまざまなメーカーからリリースされており、グランツーリスモでもこれらを利用するユーザーも増えている。
レーシングシムのコックピットの一例。コントローラーだけでなく、シートやコントローラーをセットするコックピットもさまざまな種類がある。写真はアクチュエータを備えて、クルマの挙動に近い動きでコックピットを揺さぶるモーションシム。こちらはGRガレージ水戸インター店に常設されており、有料で試すことができるグラフィックの美しさはパソコンのレーシングシムよりもグランツーリスモのほうが優れており、単純にレースシムとしてだけではなく、クルマ好きのコミュニティーとして同ゲームを利用する人も少なくない。これはまさにグランツーリスモを開発しているポリフォニーデジタルの目論見通りと言えるだろう。
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