ベネッセコーポレーションは、全国の小学3〜6年生とその保護者を対象に「ChatGPT」の利用調査を実施した。利用に肯定的な保護者の意見1位は「新しい技術の活用力を養うよい機会になる」(34%)、否定的な意見1位は「自分で考えなくなりそうだから」(51%)だった。
肯定的な保護者の意見2位は「子どもが新しい興味に出会えそうだから」(25%)、3位は「自分で考える力が伸びそうだから」(14%)だった。「情報の正誤の判断力が身につく」「子どもの興味や関心が深まりそうだから」「書いて表現する力が伸びそうだから」(いずれも9%)という意見も出た。
これに対し、否定的な保護者の意見2位は「自分で書いて表現することをしなくなりそうだから」「情報の正誤の判断がつかなそうだから」(ともに21%)だった。「子どもにとって不適切な内容に出会ってしまいそうだから」(6%)、「新しい技術で不安だから」(1%)も挙がった。
保護者視点での自分の子どものChatGPT認知度では、20%が「知っている」と回答。使用頻度に関しては「よく使っている」(19%)、「時々使っている」(22%)、「試しに使ってみたことがある」(28%)と、合計で約7割に使用経験があることが分かった。
自分の子どものChatGPT利用の意向については「積極的に使ってほしい」と答えた割合が12%、「少し使ってみてほしい」が44%と、約6割の保護者が利用に肯定的であることが判明。一方で「あまり使ってほしくない」と答えた割合は24%、「まったく使ってほしくない」は6%と、約3割は否定的な意見を持つ人もいた。
子ども自身に、ChatGPTを今後どのくらい使ってみたいか聞いたところ、「たくさん使いたい」が25%、「少し使ってみたい」が61%と、合わせて約8割の子どもが利用に肯定的であった。
一方、「あまり使いたくない」と答えた子どもは6%、「まったく使いたくない」は3%と、否定的な意見は約1割にも満たなかった。
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