ChatGPTの登場によって、多くの企業でビジネスの変革が求められている。
グーグルは、クラウドサービス「Google Workspace」の新機能「Duet AI for Google Workspace」において、ビジネスメールや議事録、カスタム背景などの画像、音声といった分野で自動生成機能を一般提供(英語版)すると発表した。
このように業務の効率化が見込めることから、多くの日本企業でも生成系AIの導入や開発について検討されている。しかし、実際には機密情報漏えいや著作権などクリアすべき問題も少なくない。これまでの社内業務をどのように見直せばいいのか不明瞭な部分もあり、検討にとどまっている企業も散見される。
AIを利活用したサービス開発を手掛けるエクサウィザーズ(東京都港区)はセミナー「ChatGPTのインパクト!生成系AIは会社経営をどう変えるのか? 〜経済とAIの専門家を交えて議論〜」を開催。エクサウィザーズのアドバイザーであり、早稲田大学ビジネススクール経営学博士・入山章栄教授が登壇し、生成系AIと人間それぞれが得意な仕事の分野、会社のリソースの振り分けを提言した。企業が生成AIを活用するためのヒントをお届けする。
入山章栄(いりやま・あきえ)。早稲田大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)経営学博士。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で主に自動車メーカーや国内外政府機関へのコンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。2013年から現職。Strategic Management Journal, Journal of International Business Studiesなど国際的な主要経営学術誌に論文を発表している
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