1年でチラシを500種類以上、バナー広告を4000種類以上、LPを200種類つくるとなると、かなりの労力が必要だと思われるが、どのような体制になっているのか。
田牧氏によると同社のマーケティング部の人員(デザイナーや動画編集のできるスタッフ)を増やすなど、内製化を進めているという。現在chocoZAPが提供しているサービスをしっかり理解し、顧客視点を持った人材がコアとなる広告の方針を決め、必要に応じて外部の広告代理店・制作専門会社を活用している。
自社スタッフはこれまでの広告で試行錯誤した結果を熟知しているだけでなく、現在のサービスの利用状況も把握しているので、より“刺さる”広告がつくれるという考えだ。
chocoZAPの店舗数が急激に増えたり、メディアで取り上げられたりした影響で、サービスの認知度やサービス理解浸透度が1カ月単位で目まぐるしく変わっている。そこで、広告の手法も柔軟に変えている。
例えば、かつては紙のチラシと同様、出稿するエリアを絞ったバナー広告も展開していた。しかし、現在はchocoZAPの認知度がかなり向上し、「入会してみたい」という意欲が高まっている人が増えていると同社は分析。前述した「こんなシーンでchocoZAPが利用できる」というメッセージを、多種多様な層に向けてエリアを絞らず“全方位的”に発信する方向にシフトしている。
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