昨今、働き手による主体的なキャリア形成が求められている。就職活動を控える2025年卒の学生は「自律的なキャリア形成」にどの程度関心を持っているのか。学情(東京都千代田区)が調査を実施した。
キャリア形成について「企業に委ねたい」という人は1割に満たない結果となった。一方「自分で選択したい」とした人は36.7%に上り、「どちらかと言えば自分で選択したい」とした43.5%と合わせると、8割以上が主体的なキャリア形成に関心を持っていることが分かった。
回答した人からは「キャリアは自分で責任をもって決めたい」「自分で決めたほうが、大変なことがあっても乗り越えられると思う」「ある程度会社からの指示に従うことになると思うが、自身の希望も反映してもらえるとうれしい」といった声が寄せられた。
異動希望申請など、自身が希望するキャリアプランを実現できる制度がある企業に対して「志望度が上がる」人は53.7%。「どちらかと言えば志望度が上がる」とした34.0%と合わせると、9割に迫る結果となった。
回答した人からは「自身の適性や能力を生かして仕事をしたい」「自身の希望と、会社からの期待が重なる環境で仕事をしたい」「希望するキャリアの実現に向けて、経験を積める環境で働きたい」といった声が集まった。
調査は11月11〜22日にインターネットで実施。同社の運営するサイトの来訪者294人から回答を得た。
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