経営層の49.2%が、時間外労働の上限規制に対応する上で、DX化(業務効率化のためのITツールやシステムの導入)が「重要」と考えていることが分かった。特にゼネコン、外構・エクステリア・造園、ガス・電気の領域で顕著に現れる結果となった。
導入した方が良い取り組みは、「DX化」「テレワークの導入」「残業に関するヒアリング」は現場からの要望が高い結果に。経営層と一般社員・管理層でスコア差が見られた。また、導入した方が良いシステムとして、経営層と一般社員・管理層ともに「施工管理」に多くの票が集まる傾向にあった。
取り組みが進まない理由については「工期優先」といった建設業界ならではの理由が挙がった。一方で「IT化が遅れアナログな手法が当たり前になっている」「取り組みを推進する役割の人材がいない」といった課題を問題視する一般社員・管理層の声が多く見られた。
調査は2023年10月にインターネットで実施。20〜69歳の建設業従事者1442人から回答を得た。
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