原宿店では行列も 元祖厚底シューズの「HOKA」、人気の理由は?3つの特徴(1/5 ページ)

» 2024年03月31日 07時18分 公開
[小林香織ITmedia]

 分厚いミッドソールで知られるパフォーマンスフットウェア、アパレルブランドの「HOKA(ホカ)」。2009年にフランスで誕生した同ブランドは、トレイルランナーなど足を酷使するアスリートから支持を得て、一般消費者にも人気を広げてきた。

「元祖厚底」とも言われる「HOKA」のランニングシューズ(デッカーズ提供、以下同)

 12年にはフットウェア・アパレルの販売・卸売を行うDeckers Brands(デッカーズ ブランズ、米国)の傘下となり、17年春から日本に本格進出。現在は、軽井沢、横浜(2カ所)、原宿に計4つの直営店を持ち、4月には名古屋にオープンする。

2月にオープンした国内最大の直営店「HOKA Harajuku」は行列ができる反響だ

 原宿店は立地の良さもあり、オープン直後は行列ができるほどの人気に。その他の直営店も売り上げが伸びている状況だという。世界的にも好調で、HOKAの24年度第3半期(10〜12月)の純売上高は4億2930万ドル(24年3月時点のレートで約650億円)となり、前年同期比で21.9%増だった。

 HOKAは、どんな強みを持ち、どのように支持されているのか。デッカーズジャパン HOKA インテグレイテッド マーケティング マネージャーの藤井俊志氏に、国内でのビジネス戦略を聞いた。

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