新入社員はビジネスパーソンになるにあたってどのようなマナーを身に付けたいと考えているのか。リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)が調査を実施した。
新入社員がこれだけは身に付けたいと考えるマナーの1位は「挨拶」となり、18.8%に上った。2位は「言葉遣い」(18.2%)、3位は「宴席・食事のふるまい」(13.8%)と続いた。
「挨拶」「言葉遣い」という基本的なコミュニケーションを身に付けたいとする新入社員が約4割を占める結果に。同社は「周囲とのコミュニケーションを円滑に進めたいと考えていることが予想される」とコメントした。
ビジネスマナーに対するイメージについて、新入社員の最多回答は「堅苦しい・古い」となり26.0%に上った。次いで「複雑・難しい」(18.4%)、「面倒くさい」(13.5%)となった。
一方で、先輩・上司側の回答では「必要不可欠」(21.3%)が最も多かった。以降は「基本常識」(17.0%)、「社会人として必要・基本」(12.5%)と続いた。新入社員と先輩・上司でマナーに対するイメージのギャップがうかがえる結果となった。
先輩・上司が新入社員に直してほしいと考えるマナーの最多回答は「言葉遣い・コミュニケーション能力」で30.7%を占めた。「挨拶」(17.3%)、「一般常識がない」(8.7%)、「馴れ馴れしい」(8.7%)と続き、ビジネスシーンにひもづく「電話対応」「報連相の徹底」といったスキルよりも、基本的なコミュニケーションスキルが重視されていることが分かった。
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