直してほしいマナーに遭遇した際に、どのような対応をしたか尋ねた。その結果「当たり障りない言葉で伝えた」が最多回答となり、49.6%と半数近くに上った。次いで「新入社員が納得するまで話し合った」(20.6%)、「見て見ぬふりをした」(16.3%)となった。
「当たり障りない言葉で伝えた」「見て見ぬふりをした」など、消極的な関わりを示す回答は合わせて65.9%を占めた。また、新入社員のマナーに対する、指摘・指導に難しさを「感じている」とした人は合わせて52.3%と半数以上に上った。
指摘・指導が難しいと感じる理由について「厳しく言うと辞めてしまう」「生まれてからの教育方式が違うので、今までの指導法では通用しない」「どこまで言っても良いものか、パワハラにならない範囲が分からない」「ぎくしゃくした関係性になりたくない」といったコメントが寄せられた。
社会的なハラスメント意識の高まりも影響し、積極的な指摘・指導の難しさが増していると考えられる結果となった。
調査は2023年12月1日に実施。新入社員(社会人歴1〜2年目)の284人と、先輩・上司(社会人歴3年以上)400人から回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング