新商品を開発するにあたって、多くの担当者は何度も何度も次の言葉を耳にしているに違いない。お客さまの目線に立って考えること――。
しゃぶ葉のケースでいえば、今回は「素人のアイデア」に軍配があがったので、担当者はこの言葉の意味を重く感じているのかもしれない。お客さまの目線に立って考えること――。
「推し活」という言葉が使われるようになってから、20年ほどの月日がたつ。自分にとってイチオシの人やキャラクターを、さまざまな形で応援する活動のことだが、企業にとってもファンの存在は欠かせないものとなっている。「推し」てもらうことによって、次はどんな商品が生まれるのか。
……と思っていたら、5月16日に第二弾が登場している。その名は「花藻塩のねぎ塩だし」(7月中旬まで)。部員も100人を超えていて、再び議論を重ねて新商品を開発したようだ。
ちょっと気が早いが、結果はどうなるのか? しゃぶ葉の担当者は再び「完敗」という言葉を口にするかもしれないが、販売終了後にこのセリフだけは言いたいはずである。部員と一緒に「乾杯!」。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング