選んだのは、フードコート内で最も行列ができていた「東京29寿司」という店。「行列」といっても10人ほどだったが、注文するまで5〜10分ほど待った。この店は隣接する「まるり水産」と運営が同じようで、店の前にいるスタッフが「このメニューを食べたいならこちら」といった形で客をさばいている。また「他の店で食べたら5000円くらいの本マグロの中トロ丼が、うちなら3500円で食べられます」ともアピールしている。注文担当のスタッフも機械的な対応ではなく、活気がある。食べる前から「価値」を感じさせている。
さて、注文したのは、東京29寿司で最高値だった「特選和牛と雲丹のプレミアム丼」(8500円)と、「千客万来セット」(1800円)の2種類だ。注文から10〜15分待って提供された。
特選和牛と雲丹のプレミアム丼は、想像していたよりも2回りくらいサイズが小さく感じる。ただ、雲丹やいくらは確かにたくさん乗っており、独自の加工技術で生食に近い状態にしたという和牛も多めではある。とはいえ、8500円という価格を考えると、少なくとも筆者は割高に感じた。とはいえ「不当に高い」と感じるほどではない。
反対に千客万来セットの方は、みそ汁とともに寿司と海苔巻きのセットであり、金額的にもコストパフォーマンスが良い商品といえるかもしれない。実際に東京29寿司で並んでいる人の注文や、提供される商品を眺めていても人気の商品と見受けられた。
“インバウン丼”と呼ばないで――1杯1万円超の海鮮丼が話題の豊洲「千客万来」、運営企業が漏らした本音
やよい軒が“ロボ化”してまで死守した「ご飯おかわり自由」
「580円の朝焼肉」誰が食べている? 焼肉ライクが開店を“4時間”早めてまで始めたワケ
「朝モス」利用者、実は40〜60代がボリューム層 そのコンセプトは
肉2倍の「夜マック」に見る、マクドナルドのディナー戦略Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング