よく利用する生成AIツール 「Gemini」「Copilot」を超えた1位は?1105人に聞いた

» 2024年06月18日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

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生成AIでデジタル戦略はこう変わる AI研究者が語る「一歩先の未来」

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生成AIは人類史上最大級の技術革命である。ただし現状、生成AI技術のあまりの発展の速さは、むしろ企業での活用を妨げている感すらある。AI研究者の視点から語る、生成AI×デジタル戦略の未来とは――。

 生成AIの認知率が7割以上に上ったことが、GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ&AIの調査で分かった。生成AIの普及が進む中、ビジネスパーソンはどの生成AIツールを利用しているのか――。

photo ビジネスパーソンはどの生成AIツールを利用しているのか。写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

 生成AIについて「知っている」とした人は合わせて72.1%と、2024年2月調査の71.1%と比較して1.0ポイント増加した。2023年11月と2024年2月の調査結果を比較すると、7.5ポイント増加していることから、今回の調査では増加幅が小さく停滞気味と言える結果になった。

photo 生成AIの認知、利用率(GMOリサーチ&AI調べ)

利用している生成AIツール TOP5は?

 利用している生成AIツールについて、最も多い回答は「ChatGPT(OpenAI)」となり61.8%に上った。次に「Microsoft Copilot(Microsoft)」(19.4%)、「Gemini(Google)」(17.0%)と続いた。

 2月調査と比較すると、多くのツールで利用率が減っている中、「ChatGPT」は利用率が13.4ポイント増えた。5月に新モデル「GPT-4o」が発表され、応答速度の向上や、日本語における能力向上、APIの利用料金が従来の約半分になるなど、大幅なアップデートがあったことから、利用が増加したと考えられる。

photo 利用している生成AIツール(GMOリサーチ&AI調べ)

業務の生成AI活用に否定的な人の割合は?

 勤務先における生成AIの活用に否定的な人は15.9%にとどまった。また、肯定的な人は38.1%と、否定的な人の2倍以上という結果に。一方で「分からない」とした人は46.0%と半数近くに上り、生成AIに対する十分な知識を持っていない人が多いことが分かった。

 取引先の生成AIの業務活用について、好感を抱く人とした人は合わせて32.5%、好ましくないと考える人は15.7%となり、好感を抱く人の方が多い結果となった。

photo 生成AIの業務活用における捉え方(GMOリサーチ&AI調べ)

 調査は5月20日に実施。15歳以上の男女1105人から回答を得た。

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