リテール大革命

Amazon、楽天市場……ECサイトに消費者が抱く不満は?1700人に調査(1/2 ページ)

» 2024年07月19日 12時50分 公開
[サトウナナミITmedia]

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 ECサイトの構築やコンサルティングを手掛ける「いつも」(東京都千代田区)が「生活者のEC利用実態調査」を実施した。ユーザーがECサイトに抱いている不満とは?

photo ECサイトに求められる意外な役割とは? 写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

Amazonと楽天市場 ユーザーの属性の違いは?

 ECサイトの利用頻度は「月に2、3回程度」が最も多く28.3%だった。「月に1〜3回程度」という人は半数に上ったほか、「週に1回以上」利用する人は約2割だった。ギフト購入する人や、購入後にレビューをする人は、他の層よりECを頻繁に利用する傾向が見られた。

photo ECサイトの利用頻度(いつも調べ)

 利用金額は「月1万円未満」が全体の約7割を占めた。最も多い回答は「月5000円未満」で42.4%に上った。また、ECギフト利用者、購入後レビューする人は、利用頻度に加え、平均購入金額も高い傾向が見られた。

photo ECサイト利用金額(いつも調べ)

 チャネル別に購入商品の傾向は異なるのか。「Amazon」でよく購入されるカテゴリーは「PC・スマホ関連製品」「家電」が多い傾向となった。「楽天市場」は「食品」「アパレル・ファッション小物」が特に多い結果となった。

 一方で「自社ECサイト」では「アパレル」「スキンケア」「コスメ」などが選ばれていることから、ユーザーは購入時に特定のブランドを決めて利用していると考えられる。

photo チャネル別購入カテゴリー(いつも調べ)

 最も利用するECサイトは「Amazon」と「楽天市場」に二極化していることが分かった。20代は「Amazon」が37.6%、「楽天市場」が15.2%となり、「Amazon」の方が利用率が高かった。「楽天市場」は年代が上がるにつれて利用率が高まる傾向となった。

photo 最も利用するECサイト(いつも調べ)
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