F&LCでは、スシローのほか、持ち帰り寿司の専門店「京樽」、スシローより高価格帯の「回転寿司みさき」、そして「杉玉」の4ブランドを展開している。2024年9月末時点で海外店舗数は計182店舗で、そのうち中国に構えるスシローは44店舗となる。
同社がスシローの海外展開において強みとしているのは、日本同様の「直営」による店舗運営だ。
「日本で磨いてきたおいしさを海外でもそのまま提供したい、日本におけるブランドイメージもそのまま伝えたいという思いから、フランチャイズ展開ではなく直営としています。日本の店舗運営で十分な経験を積んだ社員が海外の各エリアに赴任して、直接マネジメントをする体制です。そうやって日本のスシローと同じ商品、オペレーションの再現に努めています」
そうした方針ゆえ、どの国でも基本的にローカライズはしていない。現地の人々の食文化にマッチするオリジナルメニューではなく、日本のスシローの寿司を海外でも同様に提供しているという。
オペレーションにおいては、現地スタッフとの連携が求められるが、「仕事に打ち込む熱量などは大きく変わらない」という。日本でも海外でも、いかに目標を設定し評価をするか。教育内容や人事考課といったマネジメントする側の意識が重要のようだ。
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
おにぎりの「ぼんご」が認めた「こんが」1日2500個を販売、それでも「なかなか儲からない」理由は?
吉野家の「ダチョウ丼」反響は? 第4の肉で探る“勝ち筋”を聞いた
NewDaysの「スゴおに」350万食を突破 3年経っても売れている理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング