営業先に「日程調整ツール」を送ったらクレームに…… これって失礼?(1/5 ページ)

» 2025年02月27日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]

「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

 「便利なものを使ったのに、まさかクレームになるとは……」

 とある営業パーソンが嘆いていた。この営業パーソンはIT業界で7年以上のキャリアを持つベテラン。お客さまから問い合わせを受け、打ち合わせのアポイントが欲しいと思った。そしてお客さまからも評価されている「日程調整ツール」のリンクを送った。

日程調整ツールは悪なのか?(ゲッティイメージズ、以下同)

 ところが数分後、電話がかかってきた。

 「なんですか、このリンクは? 私の予定を勝手に入れろというんですか?」

 と激怒する声。その営業は慌てて謝罪し、電話でアポイントを取り付けた。

 それにしても、なぜみんなが使っている便利なツールなのに、なぜ怒られたのか? そこで今回は、日程調整ツールを使った際に、なぜお客さまが不快に感じるのか? その理由と解決策について解説する。営業はもちろんのこと、外部の人とスケジュール調整する機会の多い人は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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