お客さまからすれば「営業のツールなんて関係ない」と思うかもしれない。しかし、実は日程調整ツールはお客さまにもいくつかのメリットをもたらすといわれる。2つ紹介しよう。
営業のみならず、お客さま側も、いちいちメールで「この日は?」「では次の候補は?」と往復するやりとりがなくなる。これも大きなメリットだ。
提示された予約ページから都合のいい日時を選ぶだけで終わる。ある調査では、日程調整ツールのURLを受け取っても「失礼ではない」と回答した人の理由として「効率的に日程調整ができるから」が挙げられている。受ける側も効率性を評価していることが分かる。
メールでのやりとりだと、相手からの返信を待つ時間が発生する。「日程は追って連絡します」といわれて数日たっても営業からの連絡がなく、熱意が冷めてしまうこともある。日程調整ツールなら即座に予約が完了する。いつ打ち合わせができるのかがすぐに確定するため、お客さま側も他の予定が立てやすくなる。
営業はもちろんのこと、お客さまにとってもメリットのある日程調整ツール。しかし、この便利ツールを使うことに不快感を覚える人もいるのだ。
日程調整ツールとして広く使われている「調整さん」「TimeReX」を提供するミクステンドの調査によると、日程調整ツールのURLを受け取った際に「失礼だと感じた」という回答が約7.4%あったという。7%と聞くと少ないように思えるかもしれない。しかし10社に提案して1社近くが不快に思うとすれば、無視できない数字ともいえる。
なぜ、便利なはずの日程調整ツールがお客さまの怒りを買うことがあるのか。主な理由は次の3つだ。
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