「おにぎりブーム」どこまで続く? コメダ・象印・3COINSが飛び込む“具だくさん”の世界(2/5 ページ)

» 2025年04月11日 06時00分 公開
[小林香織ITmedia]

「名古屋おむすび」で差別化

 米屋の太郎では、注文が入ってからつくる“結びたて”をこだわりとする。主役のお米は、全国の米どころの個性をかけ合わせた、おむすびのためだけのブレンド米を使用。のりは食感や風味のいい愛知県鬼崎産の優等級海苔を採用している。

米屋の太郎では、おむすびのためだけのブレンド米を使用(出典:コメダのプレスリリース、以下同)
名古屋名物を使った「名古屋おむすび」もラインアップ

 ラインアップは全23品で価格は150〜580円。「紅しゃけ」「おかか」といった定番のほか、差別化戦略として「天むす」や「味噌ヒレカツ」「うなぎ」などの名物を使った「名古屋おむすび」も5種類そろえる。

惣菜や汁物のほか、おにぎり2個とおかずが入った「日替わり弁当」2種(850円、950円)も販売
コメダでは、和喫茶「おかげ庵」のモーニングで提供するおむすびが好調だという(筆者撮影、以下同)

 コメダでは、東京、神奈川、愛知で展開する和喫茶「おかげ庵」のモーニングで2015年におむすびの提供を開始しており、今では人気メニューに成長。米屋の太郎は「その系譜を受け継いで、コメダらしいこだわりを詰め込んだ新たなくつろぎの場として誕生した」という。

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