米屋の太郎は、2月22日に「新宿センタービル」、2月26日に川口市の商業施設「樹モール」、2月28日に大宮駅東口近くの商業施設「大宮門街」に、それぞれ店舗をオープンした。
大宮東口店はテークアウトのみ、樹モール店はイートインも可能だ。新宿センタービル店はおかげ庵を併設しており、おかげ庵のイートインで一部のおにぎりを食べられるようにした。
オープンして1カ月ほど経過した4月初旬の平日午後1時頃に新宿センタービル店を訪れたところ、オープン当初の混雑が緩和されたのか、お客は1〜2人ほど。その場で注文して数分で商品を受け取れた。モバイルオーダーを使えば、さらに待ち時間が減らせそうだ。
併設するおかげ庵にも立ち寄ってみると、店内利用率は3〜4割と空いていた。両店がオープンして10日後のタイミングでコメダに取材を打診した際は、「来店客数が非常に多いため、安定した店舗運営を優先する目的で新規の露出を見送っている」との回答だったが、徐々に落ち着き始めたのかもしれない。
おかげ庵で、日替わりおむすび2個ときしめん(ハーフサイズ)のセット商品を注文して、おにぎりを食べてみた。サイズ感はコンビニのおにぎり(約100〜120グラム)よりやや大きめな印象で、ご飯の旨みやふんわり感とたっぷりの具材が特徴的だった。
これは筆者の感想だが、人気店「ぼんご」のおにぎりを連想させる味わい。ぼんごほど具材の味の濃さやインパクトはないまでも、割としっかりした味付けだった。テークアウトした名古屋おむすびの天むすも、エビのプリッとした食感やダシの旨みなど本格的な仕上がりだった。価格は決して安くはないが、口コミを見る限り、味の満足度は高いようだ。
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