ゴディバが展開する新業態の店舗数は現在29軒(直営店)に上る(1月20日時点)。ワッフルやパン、ドリンクなどさまざまな店舗があるが、チョコレートと相性が良いカテゴリーをどのように選定しているのか。
櫛山氏は「お客さまに『ゴディバが作ったらどうなるんだろう』という驚きやワクワクを届けられるかどうかを大事にしています」と話す。例えば、オープン当初から話題のゴディパンはどのように生まれたのか。
「多くの日本人が食べているパンをショコラティエが作り変えてみたらどうなるのか? というところから考え始めました。日本人がイメージする『パン屋さん』は、街のパン屋さんが多いと思います。そこにあるメニューをゴディバが作ったら、どうなるのか。例えば、ゴディパンで販売しているコロネにはチョコレートバーを入れたり、カレーパンはカレーフィリングにチョコレートのアクセントを加えたりしています。これまでにない新しい商品の提供を非常に重視しています」
高級チョコレートブランドが手掛けるパンはたちまち人気になり、新店舗がオープンするたびに整理券配布や行列ができるほどだ。これまでは東京都内と名古屋にしか店舗がなかったが、2025年12月には関西エリアにも進出し、「京都四条店」をオープンした。
顧客目線を踏まえて新業態のカテゴリー選定やメニューなどを考えるゴディバにとって、来店客や店舗の意見は改善の種として重要視している。実際、GODIVA Cafeのメニューについて「現在はパフェやガレットなどを提供していますが、もう少しボリュームがあるものや食べ応えがあるものが欲しいという意見がありました」という。
現場の声を形にして賛否両論が生まれたものや、アイデアとしてはあったが出店にまで至らなかった新業態もあった。
「もちろんビジネスなので、『これは新業態としては少し……』というのが何個かあるのは事実ですが、中でもいくつかピックアップして現在のスピード感で新店舗を展開できているのは当社の強みだと思っています」と櫛山氏は自信をみせる。
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