ラ・ムーのコンセプトは「メガ安」だ。
ラ・ムーを運営する大黒天物産は2012年に東証1部(現在の東証プライム)に上場し、2013年5月期には売上高1000億円超えを達成。直近の2025年5月期の売上高は約2929億円と、順調に成長しており、西日本を中心に中部や北陸にまで店舗網を広げている。
ラ・ムーは、郊外のロードサイド(幹線道路沿い)を中心に、食品や日用雑貨を販売する大型店を出店している。最も東の店舗は、2026年3月19日にオープンしたばかりの山梨県1号店となる甲府徳行店だ。この店が成功すれば、本格的な首都圏進出も視野に入る。
甲府徳行店は、約1600平方メートルの売場面積を持ち、約7000品目を販売。しかも24時間営業だ。開店日には大行列ができており、地域の競合店にとって大きな脅威となっている。
ラ・ムーの特徴は、昭和から時間が止まったかのような激安価格の商品が複数あることだ。3月中旬に筆者が大阪市内の店舗を訪れたところ、中華やデミグラスハンバーグなど、213円という激安価格の弁当が5種類販売されていた。「唐揚げ&みそ野菜炒め弁当」を購入してみたが、女性なら十分に足りる量であり、おいしかった。2つ買っても426円とワンコインを切る。
他にも、106円のスパゲティー、うどん1玉18円など、毎日通いたくなる魅力的な価格の商品が多数ある。
ラ・ムーの店舗の多くは、不動産価格が安く比較的不便な場所にあるが、24時間営業であることもあり、車でわざわさ行くだけの価値を十分に感じさせる。
自社ブランドの商品を自社工場で大量に生産し、弁当・総菜は店内調理するという仕組化を行っていることが、安さの秘訣(ひけつ)であり、消費者からの支持を得ている。
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