ヤン氏は、この状況が米国の若者の心理にも影響していると指摘する。近年の米国では、成功した起業家や富裕層に対して「成功者は誰かを踏みつけてきた人間だ」という感情が広がりつつあるという。
例えば、2024年12月4日、ニューヨーク・マンハッタンで米UnitedHealthcare社のCEO、ブライアン・トンプソン(Brian Thompson)氏が射殺された事件で、ソーシャルメディア(特にXやTikTok)では、トンプソン氏の死を悲しむ声よりも、保険業界の事前承認を皮肉ったジョークが氾濫。容疑者を『Time』誌の「Person of the Year」(今年の人)に推す投稿が1万4000以上の「いいね」を獲得した。また、UnitedHealthcareの公式追悼メッセージに対して7万7000件以上の「笑い」の反応が寄せられたという。
「真面目に働いて納税していれば幸せになれる」という、これまでの「社会契約」が崩壊の兆しを見せているわけだ。では、この危機にどう対処するのか。
人間は「取締役」、AIが「CEO」 サム・アルトマンがAGI論争を終了させてまで語りたかった「ASI」の未来図
「人間がコードを書く時代は終わった」 “Claude Code”が引き起こす「知能の価格崩壊」
AI競争は「Googleの圧勝」で終わるのか? Gemini 2.5 Proの衝撃
Googleが拒否した軍事AIを成功へ 異端企業「Palantir」が示す、次なるAIの戦場
「KPIは睡眠時間」──オードリー・タンに聞く、日本企業の生産性が上がらない根本原因
NTT「IOWN構想」に世界が動き出した 成否を握る“ブレークスルー技術”とは?
OpenAIアルトマンCEOが考える AI時代の「覇権を取る3つの要素」
OpenAIは4年後、何で稼いでいるのか? ChatGPT以外の収益源は?
AIは「4カ月で2倍」賢くなる OpenAI「o3」は知能爆発の入り口か?
OpenAIが目指す「進化版ChatGPT」とは? 「AI時代のOS」になり得るか© エクサウィザーズ AI新聞
Special
PR注目記事ランキング