職場の“低体温化”が進む中、異なる動きを見せているのが男性の20代だ。職場外で学ばない割合、成長志向、管理職意向のいずれも、2024年頃から下げ止まりの兆しが見える。成長のイメージとして最も伸びたのは「新しい仕事へ前向きに取り組みたいと思うこと」(2017年を100とした場合267)で、他の年代を大きく上回る。
仕事選びの基準では「大きな責任のある仕事が任されること」(2019年を100とした場合186)や「自律的に自分の判断で仕事を進められること」(同169)が上昇する一方、「仕事とプライベートのバランスがとれること」(同77)は後退した。ワークライフバランスより挑戦機会を求める傾向が鮮明だ。
その背景として、中俣氏は生成AIの影響を指摘する。同研究所の別の調査によると、男性20代の52.1%が業務で生成AIを利用している。基礎的な業務がAIに代替される中で、「早い段階から応用的な仕事をこなさないとスキルが陳腐化する」という危機感が、成長観や仕事選びの基準を変えているという。
副業実施率も男性20代で20.2%と過去最高を記録しており、その動機も収入補てんから自己実現やスキルの検証へと変化している。dodaの転職理由調査(2025年)でも、20代で「個人の成果で評価されない」が3位に急浮上した。成果と処遇の結びつきを求める若手の意識は、複数の調査で共通して確認されている。
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