カバンに抱きつく“チラ見”ロボットが世界でヒット 「かわいさ」はなぜ売れるのか(4/5 ページ)

» 2026年05月24日 09時00分 公開
[小林香織ITmedia]

パリス・ヒルトンも「ほしい」

 クラウドファンディング中、Instagramを通じてミルミを紹介すると、多くの著名人から「ほしい」と問い合わせが舞い込んだ。

 「実業家でタレントのパリス・ヒルトンさんからのコンタクトには驚きました。あとは欧州の歌手やファッション系のインフルエンサーなども。多くの方が高い熱量で『ほしい』『紹介したい』とコンタクトしてくださり、ミルミの認知拡大につながりました。SNSの投稿では、バッグチャームとしてファッションと併せて楽しんでほしいという考えから、使用シーンが伝わるビジュアルを意識しました」(金川氏)

 企業からの引き合いも強く、イタリアブランドの「GCDS」は、2026年春夏 ミラノコレクション(2月27日開催)で、バッグチャームとして採用。また、海外の高級百貨店からもポップアップのオファーが次々と届いた。4月末から香港のレーンクロフォードで展開が始まり、夏頃には英国のハロッズやドイツのカーデーヴェーでも開催が予定されている。

ファッションと一緒に楽しめるという点も、訴求につながったようだ(ユカイ工学提供)

 国内では、4月23日に自社のECストアと全国の蔦屋書店・蔦屋家電12店舗で販売を開始。各社メディアでの紹介に加え、発売直後からSNSで情報が拡散したこともあって、あっという間に売り切れた。

 「1万9800円と高額ですし、GWには従業員が店頭に立って売るぞと意気込んでいましたが、発売直後に問い合わせが殺到し、4月中に完売しました。すでに2万台を全世界で販売していて、日本市場向けにも十分な数量を用意していましたが、この反響には驚きました」(冨永氏)

 5月7日からは、ECストアで予約販売を受け付けており、到着は7月下旬頃を予定している。こちらもひっきりなしに予約が届いているという。

 「Instagram経由での購入が多く、購入者層は30〜40代の女性がボリュームゾーンです。店頭では、中高生ぐらいの娘さんと母親が一緒に訪れ、母娘そろって『何これ、かわいい』と反応する方々を多く見かけました」(冨永氏)

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