長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
今年で10回目を迎えた、日本最大級の日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2026」(以下、クラフトサケウィーク)が、2026年4月17〜29日に東京・港区の六本木ヒルズアリーナで開催された。
今回は過去最長となる13日間の開催で、過去最多となる計130蔵が参加し、1日10蔵ずつ日替わりで登場。レストランも20店舗がローテーションで出店した。
クラフトサケウィークは、元プロサッカー選手で実業家の中田英寿氏が代表取締役を務めるJAPAN CRAFT SAKE COMPANYが、2016年から開催しているイベントだ。日本酒を軸に、日本食文化の魅力を国内外に発信し続けている。
これまでの累計来場者数はのべ155万人(今回開催分も含む)。単なる試飲イベントにとどまらず、日本酒の価値を再定義し、その可能性を広げる場として、年々存在感を高めている。
近年、クラフトビールやクラフトジンなど、地域に根づいた職人技による食文化への関心が高まっているが、クラフトサケもそうした潮流の一つと言えるだろう。レストランや食品メーカーも巻き込み、日本の食の豊かさと可能性を国内外に発信していることがクラフトサケウィークの魅力だ。
こうした動きは縮小傾向にある日本酒市場にどのような可能性をもたらすのか。今回のイベントの内容を振り返りながら考察したい。
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