これからの日本は人口減少を前提として、どうやって経済を持続していくかという「シュリンクノミクス」の視点が必要不可欠だ。しかし、いまだに気分だけは高度経済成長のままで、「目指せ1000店舗」「全国制覇」といった楽観的な目標を掲げて、外国人労働者の受け入れも拡大している。
そんな日本人の現実逃避の象徴が「外国人労働者」である。今、日本にいる外国人は国連の定義としては「移民」だが、自民党が2016年に世論の批判をかわすため、「外国人労働者」という、あいまいな表現をしたのだ。
移民を大量に受け入れても経済成長につながるとは限らない。むしろ、教育や社会保障などのコストが膨れ上がり、社会的な分断が深まって治安維持に大金がかかる。それは欧州を見ても明らかだ。人口減少が進む日本では、さらに深刻な事態になるだろう。
そうした現実から目を背け続けて「人手不足は外国人で解決!」なんて安易な議論に終始している限り、日本経済が上向くことはないのではないか。
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。窪田順生のYouTube『地下メンタリーチャンネル』
近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受
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