市販車ベースのマシンで戦うS耐と比べ、完全なレーシングマシンで戦う最高峰のレースに自動車ディーラーがこれほど力を入れているのは意外だった。スーパーGTは前述の通り、自動車メーカーがワークスマシンを開発し、日本一の速さを競う最高峰のカテゴリーだからだ。
開発コスト圧縮のため近年は共通シャーシ(ボディ以外の骨組の部分)を使い、エンジンスペックも共通化しているものの、足回りやブレーキ、ボディ、空力などは各メーカーで異なる。メーカーとしては自社の技術開発やアドバンテージの確保というメリットがある。
また、スーパーGTの各チームのメインスポンサーとなっているのは、パーツサプライヤーや、異業種でも宣伝効果がある大手企業、勢いのある新興ブランドなどが多い。地域性の強いディーラーがスーパーGTのメインスポンサーやチーム運営を担っているのは、企業規模や宣伝効果を考えると、やや予算をかけ過ぎている印象もある。
さらにマシンの構造やレース内容を考えれば、スーパーGTではなくむしろS耐の方が、メカニックにとっては整備機会やノウハウ面で勉強になることが多いはずだ。
ディーラーとしては、同じブランドの自動車メーカーのチームが勝ってくれるだけでブランドイメージの向上につながる。なぜ、スーパーGTという高コストなモータースポーツに投資しているのだろうか。
「残クレアルファード」はこうして広まった マイルドヤンキーとトヨタの“最適解”
なぜホンダは伸び悩むのか 11年連続首位「N-BOX」が抱えるジレンマ
なぜ、ランクルは“コスパ最強SUV”なのか 最上位300シリーズが人気の理由
残クレのゴリ押し、ボディコーティング……車ディーラーはどうやって儲けているのか
スポーツカーに未来はあるのか “走りの刺激”を伝え続ける方法Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング