セブン「スムージー半額騒動」の背景 若者はなぜコンビニから離れたのかスピン経済の歩き方(2/7 ページ)

» 2026年06月24日 06時00分 公開
[窪田順生ITmedia]

コンビニの「10代争奪戦」

 2025年ごろからスムージー、アサイーボール、フラッペなどがZ世代に人気を集めていることが各所で話題となっている。このトレンドを引き継いで、10代の間でも「セブンカフェスムージー」が人気になれば、これまであまり来店しなかった10代も取り込めるというわけだ。

 ちなみに、このトレンドを集客に利用しているのはセブンだけではない。

 セブンカフェスムージーを巡る騒動が波紋を広げる中、6月22日に、ファミリーマート(以下、ファミマ)は「FAMIMA CAFE」でメロンフラッペ、ピーチフラッペ、マンゴーフラッペなど5種類を順次発売していくと発表。しかも、SNSでバズり中のコーラスグループ「モナキ」のサイン入りチェキやトレーディングカードが当たる「モナキとフラッペキャンペーン」も実施する。

ファミマが6月23日から順次発売しているフラッペの新ラインアップ「味わうごほうびフルーツシリーズ」(出典:ファミマのプレスリリース)

 「10代離れ」の課題はファミマも同じだ。そのため、セブンカフェスムージーよりも先にファミマフラッペで大きな話題を生み出して、10代の顧客を取り込む狙いがあるようにも見える。

 さて、このようなコンビニの「10代争奪戦」を聞くと、隔世の感を覚える人も多いだろう。

 学校が終わるとセブンで『週刊少年ジャンプ』(集英社)や『週刊少年サンデー』(小学館)とともに菓子やジュースを買ったり、セブンの前にたむろし、肉まんを頬張りながら夜遅くまで過ごしたりと、「セブンのメイン顧客=10代」という時代が、かつては確かに存在していたからだ。

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