では、なぜ令和の10代たちはセブンを利用しなくなってしまったのか。よく言われる理由の一つが、「値上げ」だ。
前述のように、コンビニはフランチャイズオーナーと本部が利益を分かち合うビジネスモデルであるため、「安売り」に積極的ではない。そのため、物価高騰の影響もあり、コンビニのおにぎりや弁当、飲料などはスーパーと比べて割高になっている。
限られた小遣いでやりくりしている中高生などが、おにぎりやジュースなどを買おうと思ったら、「近くのセブンよりもちょっと歩いたスーパー」が選ばれやすいのも当然だろう。
「唐揚げや肉まん以外に、10代に強く訴求できる看板商品が少ない」という指摘もある。女子中学生雑誌『nicola(ニコラ)』の公式Webサイト「ニコラネット」が、10代の女性200人の購買行動を調べたところ、コンビニで購入する商品で最も多かったのは「グミ」だった。2位はローソンの「からあげクン」、3位は「肉まん」、4位は「ファミチキ」、5位は「菓子パン」となっている。
10代は小腹が空いたときに、唐揚げや肉まんを買うことがある。しかし、そこで名前が上がるのは「からあげクン」や「ファミチキ」であって、「ななチキ」ではない。もちろん、セブンにも魅力的な商品は多いが、このような調査で10代がすぐ思い浮かべる看板商品がないのだ。
ただ、個人的にはこれらの問題以前に、10代のセブン利用が減少した根本的な要因があると考えている。それは一言で言ってしまうと、「コンビニキラーと呼ばれる異業種参入組によるドミナント戦略で、10代マーケットを大幅に奪われてしまった」ということだ。
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