セブン「スムージー半額騒動」の背景 若者はなぜコンビニから離れたのかスピン経済の歩き方(5/7 ページ)

» 2026年06月24日 06時00分 公開
[窪田順生ITmedia]

セブンの店舗数推移はどうか

 セブンは2021年度に2万1327店舗だったが、2025年2月末には2万1743店舗となり、4年間で416店舗増えたものの、ドラッグストアコスモスの増加数(479店舗)を下回る。

セブンの国内店舗数推移(出典:公式Webサイト
2025年2月時点のセブン店舗数(出典:公式Webサイト

 ローソンは、2021年2月期の1万3893店舗(ナチュラルローソンとローソンストア100を含む)から、2025年2月期には1万4092店舗となり、増加数は199店舗にとどまった。

2021年2月期のローソン店舗数(出典:ローソン
2025年2月期のローソン店舗数(出典:ローソン

 ファミマも2021年2月末の1万5725店舗から、2025年2月末には1万5318店舗となり、不採算店舗の整理などにより、4年間で407店舗減少した。

2021年2月期のファミマ店舗数(出典:ファミマ
2025年2月期のファミマ店舗数(出典:ファミマ

 つまり、ドラッグストアのドミナント戦略は、コンビニ大手3社を上回るペースで進んでいるのだ。

 これがセブンから10代の足が遠のいている最大の原因だと筆者は考えている。

 1980年代から街の駄菓子屋、書店、弁当屋、コロッケなどの総菜を売る肉屋が、セブンのドミナント戦略によって10代の顧客を大幅に奪われた。まわりまわって、今度はセブンがドラッグストアのドミナント戦略で10代の顧客を奪われる側になっているのだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR