焼肉店はなぜ急に苦しくなった? ロピアの急成長で見えてきた「新たな競合」スピン経済の歩き方(6/6 ページ)

» 2026年07月08日 06時00分 公開
[窪田順生ITmedia]
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焼肉店淘汰は序章に過ぎない

 先ほど、福岡市の「ヨドバシ博多」屋上で都市型バーベキューを運営していると述べたが、そのうちロピアの屋上でも、店で買った焼肉セットをすぐ焼けるバーベキューを始めるかもしれない。そこで提供される肉だけでなく、野菜や海鮮までOICグループ内で調達できる。

 外食事業者の中には「ロピアって激安スーパーでしょ? 味で勝負しているうちの店とは客層が全然違うよ」などと軽視しているかもしれないが、ここまで「食のSPA」を構築したグループ力は目を見張るものがある。

コスパを追求する「焼肉ギュウトピア」(出典:eatopiaホールディングスのプレスリリース)

 焼肉店の淘汰は、序章に過ぎない。仮に食料品の消費税率が1%になれば、自宅焼肉や宅飲みなど、家庭内消費の需要はさらに増えるので、ロピアはさらに勢いを増すだろう。全国への出店もさらに加速する可能性がある。

 外食業界は、ロピアを単なるスーパーと考えないほうがいいのではないか。

窪田順生氏のプロフィール:

 テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。窪田順生のYouTube『地下メンタリーチャンネル

 近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受


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