ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
「壁打ちの機会を頂きたい」――若手からこう切り出されたら、あなたはどう感じるだろうか。
7月15日、この言葉づかいをめぐる一つの投稿がXで話題となった。投稿者は有名私立大学の准教授だ。同氏は「最近『壁打ち』という言葉を使いたがる自信過剰気味の10代後半から20代前半の人がいる」と指摘。目上の相手に相談や意見を求める際に「壁打ちの機会を頂きたい」と言うのはおかしく、極めて失礼だと指摘し、「壁打ちなら1人でやってて下さい」と締めくくった。
これに対し「目上の相手を壁扱いするな」「イラッとする」と同調する声と、「1ミリも不快に思わない」「そんなことで目くじらを立てるのは過剰反応だ」と反発する声が衝突し、投稿の表示回数はわずか4日で250万を超えた。
目上の人への「壁打ち」は、本当に失礼なのか。
「壁打ち」はもともと、テニスや卓球などのスポーツにおいて、1人で壁に向かってボールを打ち続ける自主練習を指していた。それがビジネスシーンに転用され、解決策の提示を求める「相談」ではなく、誰かに話を聞いてもらい、自分の考えを整理する行為を指す言葉として使われている。
単にアドバイスを求めるのではなく、相手の反応を受けてアイデアの方向性を見直すことを重視した場合に「壁打ち」という言葉が用いられがちだ。近年は生成AIとの対話で思考を整理する「AI壁打ち」が普及し、「壁打ち」という言葉の使用頻度も上がっているように筆者は思う。
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