ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
縮小が続く斜陽産業に、20〜30代の若者たちが事業承継や経営参画を通じて挑んでいる。異業種から180度のキャリアチェンジを決断した彼女たちは、なぜあえてその業界を選んだのか。その挑戦と再生の物語を追う。
2024年4月、東京・原宿に銭湯「小杉湯原宿」が誕生した。東京・高円寺で90年以上続く老舗銭湯「小杉湯」が出店した店舗で、東急不動産が2024年に開業した商業施設「ハラカド」の地下1階で営業する。「ラフォーレ原宿」など、原宿を代表する商業施設が集まる神宮前交差点という立地から、小杉湯原宿は開業前から注目を集めていた。
開業から2年が経った現在、1日平均の来客数は500人を超える。男女比は6.5:3.5で男性が多く、年齢層は30〜40代がボリュームゾーンだという。地元の人に加え、夜勤明けの看護師や、地方から推し活目的で夜行バスで来た若者など、幅広い層が訪れる。
「原宿のど真ん中に銭湯をつくる」という異例のプロジェクトをけん引したのが、ゆあそび(東京都渋谷区)の関根江里子社長だ。実は彼女は、銭湯業界出身ではない。金融系のスタートアップ「ペイミー」でCOOを務めていたが、そこから銭湯の業界に飛び込んだ。
銭湯は、1968年には1万7999軒あったが、現在は1493軒にまで落ち込んでいる(参照:全浴連「昭和33年からの組合加入銭湯数の推移」)。ピーク時の10分の1以下にまで減少した業界だ。将来を約束されたキャリアを捨てて、なぜ斜陽産業へ飛び込んだのか、関根氏に取材した。
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