好調な業績には、円安の追い風もある。2026年8月期は、為替の変動が連結売上を4.4%押し上げた。海外ユニクロ事業の営業利益も、円ベースでは44.9%増だが、現地通貨ベースでは約36%増となる。
逆に国内では、円安で調達の原価率が上がる。同社は2027年8月期の国内ユニクロ事業について、利益は前年並みにとどまると予想している。
次の成長地域として期待をかけるのが東南アジアだ。ASEANが2025年に採択した戦略計画によると、域内の中間層は2030年に4億8500万人に達し、人口の70%を占める見通しだ。柳井氏は、品質や着心地への要求が高まる中で、ユニクロが「最初に選ばれるグローバルブランド」になりつつあるとみる。
東南アジア・インド・豪州地区の売り上げはすでに6000億円規模で、タイでは1000億円を突破した。各国の暮らしに合わせた商品やブランディングを強化し、2027年8月期は同地区で30店を出す計画だ。
GUも次の柱に位置付け、中長期で売り上げ1兆円を目指す。もっとも、2026年8月期の売り上げは3367億円(前期比1.8%増)と伸び悩んだ。この秋冬から商品を全面的に刷新し、立て直しを図っている。
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