ユニクロ絶好調 「売上高10兆円」が視野に入ったファストリ、柳井氏が挙げる「最大の経営課題」(1/6 ページ)

» 2026年10月28日 07時00分 公開

 「ユニクロ」や「GU」を展開するファーストリテイリング(以下、ファストリ)の業績が伸び続けている。2026年8月期の連結業績は、売上高に相当する売上収益が3兆9633億円(前期比16.6%増)、営業利益が7431億円(同31.7%増)。5期連続で過去最高を更新した。

photo  「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの業績が好調だ(出所:ゲッティイメージズ)

 10年前の2016年8月期と比べると、売上収益は約2.2倍、営業利益は約5.8倍に拡大。2027年8月期には、4兆円の大台を超える見通しだ。

 けん引役はユニクロ事業で、全ての地域で増収増益を達成した。特に海外が好調で、売り上げは2兆4111億円と国内(1兆848億円)の倍を超える。

photo 【連結】2026年8月期実績(画像は決算説明会資料より引用、以下同)

 海外の中でも伸びが大きいのが欧米だ。北米の売上収益は3649億円(前期比34.6%増)、欧州は5126億円(同38.7%増)。合計は8776億円となり、グレーターチャイナ(中華圏)や、韓国・東南アジアなどの地区を初めて上回った。売上収益でみれば、欧米はいまや海外最大の市場といえる。

photo 【海外ユニクロ事業】地域別 実績

 ただ、欧米は長くユニクロの課題でもあった。北米事業は2021年8月期まで赤字が続き、同期の北米と欧州の売上収益は連結売上の9.2%にすぎなかった。苦戦してきた欧米で、ユニクロはなぜ伸び続けているのか。

       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR