ITmedia NEWS >

動画撮影でも追尾AF、フルHD対応の「D3100」

» 2010年08月19日 17時16分 公開
[ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ニコンは8月19日、デジタル一眼レフ「D3100」を9月16日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はボディのみが6万5000円前後。「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」を組み合わせたレンズキット、「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」もセットしたダブルズームキットも用意され、実売想定価格はレンズキットが7万5000円前後、ダブルズームキットが11万円前後。

photophotophoto ニコン「D3100」レンズキット(写真=左、中)、ダブルズームキット(写真=右)

 「D3000」の後継機種で、モニターに表示される案内に沿って操作するだけで利用者のイメージする写真を撮影できる「ガイドモード」などの特徴を引き継ぎ、動画撮影機能や撮像素子の強化も同時に行われた。

 ガイドモードでは新たに「ファインダーで撮る」「ライブビューで撮る」「動画で撮る」の選択肢が用意され、ライブビューについてはスイッチひとつで起動するため、コンパクトデジタルカメラと同様の操作感覚で扱える。また、ライブビュー時にモードダイヤルを「オート」「発行禁止オート」にあわせると、カメラが自動的にポートレート/風景/クローズアップ/夜景ポートレートのいずれかを自動選択する「おまかせシーン機能」も用意されている。

photophoto 「ガイドモード」。事前に撮影結果を確認するためのアシスト画像表示が行われるようになった

 動画撮影については1920×1080ピクセル/24pのフルハイビジョン記録に対応した。ファイル形式は.MOVで、動画コーデックはMPEG-4 AVC/H.264、音声はモノラル収録。動画撮影中のフォーカスモードにはマニュアルとシングルAFサーボのほか、「常時AFサーボ」(AF-F)が用意されており、こちらを利用すればカメラが被写体を自動的に追尾してピントを合わせ続けてくれる。動画記録モードにはフルHDからVGAまで5種類が用意されているが、いずれを選択しても最大記録時間は10分となっている。

 撮像素子はニコンDXフォーマット(23.1×15.4ミリ)の有効1420万画素CMOSセンサーで(D3000は1020万画素CCD)、画像処理エンジンには「EXPEED2」を組み合わせる。常用ISO感度は100〜3200で、ISO12800相当までの増感も行える。

photo 背面液晶は3型/23万画素

 背面液晶は3型(23万画素)で、本体サイズは約124(幅)×96(高さ)×74.5(奥行き)ミリ、約505グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。本体にはHDMI端子が用意されており、薄型テレビへ接続することで撮影した映像を楽しむこともできる(HDMI CEC対応)。

 ダブルズームキットに含まれる「「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」は、高屈折率(HRI High Refractive Index)レンズの採用によって5.5倍の超望遠ズームレンズながら76.5(最大径)×123(長さ)ミリ/約530グラムのコンパクトサイズを実現した。手ブレ補正機構「VRII」を搭載しており、シャッタースピード約4段分の補正効果を発揮する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.