NTTドコモの「L-03C」(LGエレクトロニクス製)はカメラ機能を強化した携帯電話――というよりコンパクトデジカメに携帯電話の機能を実装したとも言えるデザインが特徴の1台。操作UIも含めて実機を確認してみよう。
なんといっても目を引くのがそのデザイン。レンズやフラッシュ(キセノンフラッシュ)、シャッターボタン、それにグリップなど、背面側から一見した限りではカメラそのものだ。撮像素子には現在市販されている多くのコンパクトデジカメでも多く採用されている1/2.3型CCD(画素数は有効1210万画素)を搭載しており、レンズにはペンタックス製の沈胴式光学3倍ズームレンズを組み合わせる。
光学3倍ズームレンズは同時に発表された「SH-05C」にも搭載されているが、携帯電話における沈胴式レンズの搭載は珍しい。この採用については「レンズ径や撮像素子サイズなどカメラ性能の左右する要素の確保を行うためには沈胴式がベストと判断した」(ブース説明員)としている。
特徴的な機能と外観を持つかわりなのか、携帯電話としての機能はやや控えめ。3型ワイドVGAの液晶はタッチパネルだが、GPSやおサイフケータイ、iコンシェルも用意されていない。Bluetoothを搭載しているので、通話はヘッドセット経由で行うユーザーが多くなるだろう。
基本的にはカメラは本体を横にしての操作、携帯電話は縦にしての操作と位置づけられており、それぞれを「デジタルカメラモード」「ケータイモード」と呼称する。背面のハードキーにもそれぞれの位置に応じた内容が、90度ずらした状態で印字されている。また、ケータイモードの一部操作については、本体を横にした状態でも行えるようになっている。
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