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GPS付きの日常系デジカメ サイバーショット「DSC-TX100V」(2/4 ページ)

» 2011年02月21日 11時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

新しいタッチパネルのUIと使い勝手は?

 撮影スタートはおなじみのレンズカバーを下にスライドさせる方式。起動速度は速いとも遅いともいえる。

 レンズカバーを開くとすぐモニタが点灯し、即座に撮影可能だ。そういう意味では速いが、即座に行えるのはシャッター押下だけ。撮影モードを変えたりズームしたりするには完全に起動するまで(数秒)待たねばならない。ワイド端でさくっと撮りたい時は快適だが、露出補正して望遠側でって考えると起動時にもたつくのだ。

photophoto レンズカバーの開閉。表面がつややかなので、指の腹をくっつけて押し下げる感じで

 ディスプレイは3.5型と大きく、背面全体を覆う。タッチパネルが感圧式から静電容量式へ変更されたので、しっかりグリップすると親指付け根あたりが触れてパネルが反応することもある。グリップせず、上下から指で挟むようにして両手で持つ(最近どこへいってもよく見る持ち方)のを前提としているようだ。

photophoto 顔を赤ちゃんと検出した。指で任意の場所をタップしてやると、自動追尾AFとなってその被写体をおいかけてくれる。タッチパネル式のよいところ。左の5つのアイコンと右下の3つ(枠がついているアイコン)がタッチパネル用のボタンとなる
photophoto 右下にあるモードボタンをタッチすると8種類の撮影モードがあらわれる(写真=左)、シーンモード。画面からあふれた分はスクロールで(写真=右)

 操作はズームレバーとシャッター以外はタッチパネルで。タッチパネルで撮影モードを選び、タッチパネルでフォーカスポイントを決めたり、細かい設定をしたり。

 画面上のボタンは大きくてわかりやすいし反応もいいが、以前のモデルはボタンでスクロールさせていたシーンが、フリック操作に変更された。スクロールさせたいのにタップと判断されちゃうこともあり、多少は慣れが必要か。

 サイバーショット Tシリーズのよい点は、ディスプレイに置く項目のカスタマイズが可能なこと。左に並ぶ4つのボタンを変更できるのだ。標準では動画・フラッシュ・セルフタイマー・撮影ガイドだが、撮影ガイドなんていらない、って人はそこをGPS状況表示や連写と入れ替えてもいい。プログラムオートでは使える機能が増えるので、露出補正、ISO感度、ホワイトバランスなどをセルフタイマーや録画ボタンなどの代わりに置いてもいいだろう。

photophoto ?アイコンをタップするとカメラ内ガイド。説明書兼撮影ガイドブックで、説明書がなくてもOK。普段使わない機能を使ってみたいときはまずはここを見るとよい
photophoto MENUをタップすると詳細を設定できる。これはプログラムオート時。おまかせオート系ではもっと項目が減る(写真=左)、うれしいのはカスタマイズ。右から左にアイコンをドラッグしてやるだけでいい。4つとも変えてみた(写真=右)
photophoto 再生時。タップすると拡大モードになるが、無意識のうちにさわってしまって表示がでかくなってびっくりすることもあったりする(写真=左)、撮影日ごとにサムネイルをまとめてくれる日付選択モード(写真=右)
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