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» 2011年03月23日 18時50分 公開

“振りきり系”デザインが楽しいタフネスデジカメ ペンタックス「Optio WG-1 GPS」 (2/3)

[ITmedia]

デジタル顕微鏡など同社ならではの遊び心満載

 レンズは35ミリ換算28〜140ミリの光学5倍ズームレンズ。前モデルのW90もマクロ撮影に強かったが、その特徴は本製品にも受け継がれており、マクロモードで10センチまで、「1センチマクロ」モードでは1センチまで寄れる。

 加えて、撮影モードに用意されている「デジタル顕微鏡」モードでは、画像サイズが1920×1080ピクセルに固定されてしまうが、1センチまで接近した上にデジタルーズームによる拡大を行え、さらに対象を拡大しての撮影が可能だ。パッケージにはマクロスタンドが付属しており、利用することで手ブレを抑えることができる。

photophoto マクロスタンド(写真=左)、装着時(写真=右)

 W90にもレンズ周囲にLEDライトが設けられていたが、WG-1ではこの数が3灯から5灯に増加している。アウトドア指向のモデルでLEDライトというと、手元を照らす照明用として使えるように思えてしまうが、このライトはマクロ撮影時の照明用となっており、さほど遠くまで光りは届かない。デジタル顕微鏡モードでは強制点灯、1センチマクロモード時には任意に点灯させることができる(デフォルト設定ではオフ)。

photophoto デジタル顕微鏡モードでは最大6.1倍のデジタルズームが可能(写真=左)、デジタルズームなし(写真=右)、
photo 上の正体はコレ
photophoto こちらも同じくデジタル顕微鏡モードでの撮影。

 撮像素子は1/2.3型 有効1400万画素CCDだが、最高ISO6400まで増感する「高感度」撮影モードでは画像サイズが5メガもしくは4メガが上限になってしまう。ISO感度は80/100/200/400/800/1600/3200/6400のいずれかを上限に指定できるが、ISO3200/6400での撮影では画像サイズは5メガもしくは4メガが上限となる。

 最近のコンパクトデジカメで多く採用されている、高速連写と重ね合わせによる高感度撮影時のノイズ低減機能はなく、また、超解像技術によるディテールアップ機能も用意されているのが、こちらもISO3200/6400では無効となるので、正直、高感度撮影に向いているとは言いにくい。夜景撮りの需要を狙った製品ではないので、これは製品のキャラクターと割り切るべきだろう。

photophoto 左が超解像オフ、右が超解像オン。等倍まで拡大するとシャギーが低減されていることが分かる。ちなみに超解像はデフォルトでオンになっている

 撮影機能は基本的に既存のOptioシリーズを踏襲する。昨今、顔検出や笑顔検出は珍しい機能ではなくなったが、背面の顔検出ボタンを押すと顔検出機能の起動/スマイルキャッチ/自分撮りアシスト/スマイルキャッチ&自分撮りアシストと切り替わる。おもしろいのが自分撮りアシストで、レンズ周りのLEDの点灯位置と数で、フレーム内のどこに顔があるのか、どれだけの人数をカメラが認識しているのか知らせてくれる。これを利用すれば、自分撮りの時でも、フレーム中心に顔のある写真が撮れる。

 「MENU」から選択できる撮影モードはフルオートや風景、料理、ポートレートといった一般的な撮影モードのほか、「マーメイド」(水中撮影モード)やカメラ内で画像合成して35ミリ換算21ミリ相当の画角を作り出す「デジタルワイド」、パノラマ、フレーム合成、建築CALSの電子納品に準拠した「CALS」などユニークなものが用意されている。

photophoto 豊富な撮影モード(写真=右)、ISO感度の上限設定(写真=右)

 撮影後に処理できる編集機能も豊富で、セピアやトイカメラ、フィッシュアイ風のフィルターのほか、撮影時に顔検出が行われていればそれを小さくする小顔加工やコラージュ作成、魚拓風加工などを利用できる。どこまで使うかはその人次第だが、同社ならではの遊び心が感じられる部分だ。

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