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» 2011年03月23日 18時50分 公開

“振りきり系”デザインが楽しいタフネスデジカメ ペンタックス「Optio WG-1 GPS」 (3/3)

[ITmedia]
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GPSロガーとしても利用可能なGPS機能

 タフネス性能は前モデルW90からさらに強化されており、水深10メートルで連続2時間の撮影が可能となったほか、耐落下性能も1.5メートルまで高められている。防じん性能と耐低温性能については変わらず、防じん性能はIP6X(JIS保護等級6)相当、耐低温についてはマイナス10度の低温環境でも動作する。また、新たな耐荷重構造の採用によって、100kgfまでの荷重に耐えることができる。

photo 屋外でも気兼ねなく使えるのは大きな魅力

  Optio WG-1 GPSはモデル名が示すとおりGPSを搭載しており、位置情報を撮影した静止画/動画に付加することが可能だ。屋内やトンネルの中などでGPS電場が受信できない場合、静止画/動画に位置情報は記録されないのだが、GPSが機能しているかは背面液晶のアイコンで確認できるので、位置情報付きの撮影をしたい場合は確認を忘れずに。GPS機能自体のオン/オフももちろん可能だ。

 定期的に測位結果をKML形式のファイルとして保存する、GPSロガーとしての利用も可能だ。測位間隔は、メニューのGPS設定で「ログの記録」を「オン」とした場合、1分/30秒/15秒から選択できる。KML形式のファイルは記録先のルートディレクトリにある「GPSLOG」フォルダに保存される。

photo Google EarthでGPSログファイルを表示したところ。測位間隔を最短の15秒に設定した事もあってか、非常に正確に歩いたルートをトレースしている

 本製品はカシオ「EX-H20G」やソニー「DSC-HX9V」など特殊な測位アシスト機能を持たないので、最初の測位、つまりGPS衛星を捕捉してから位置を特定するまでの速度はさほど速くない。ただ、前述したよう、電源オフの状態でもGPSを動作させ続けることができるので、撮影スポットに到着したらGPSを起動して、気になる被写体があったらシャッターを切るという使い方ができる。

photo こちらはジオタグ付き写真をPicasa ウェブアルバムにアップロードし、マップ表示させたたところ

 この使い方は便利な半面、バッテリー消費が激しくなるという難点もある。付属バッテリー「D-LI92」はCIPA基準で約260枚の撮影を可能なのだが、GPSを起動し続けているとバッテリーを消費し続けるため、もっとも高頻度に位置取得を行う設定にしていると半日程度しかバッテリーがもたない。取得頻度を下げる、動画は撮らないなどの方法でバッテリー寿命の延長は図れるだろうが、GPSをフル活用したいというならば予備バッテリーを用意しておいた方が良さそうだ。


 WG-1の最大の魅力は、やはりその特徴的なデザインだろう。各社からタフネスデジカメは多数登場しているが、ここまでアウトドアユースを前面に押し出したデザインの製品はなかなかない。タフネスデジカメとしての機能も十分で、海や山など落下や水滴などが気になる場面へもなんら抵抗なく持ち出せる。

 GPS搭載モデルが用意されているのもうれしいところ。あとで写真を振り返るとき、撮影した場所がすぐさま分かるというのは楽しいものだし、GPSロガーとしても利用できるので、トレッキングやサイクリングのおともにも最適だ。高感度撮影時に画像サイズの制約があったり、レンズが暗め(F3.5-F5.5)と薄暗い場所での撮影が苦手なのは残念だが、さまざまな場所へ持ち出して遊べるデジカメとして、選択肢に入れたい1台といえる。

photo F4.2 1/60秒 ISO160
photo F3.5 1/50秒 ISO80
photo F4.2 1/200秒 ISO80
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