いうまでもなく、6月中旬から7月中旬の約1ヶ月は「梅雨」であり、梅雨といえば「6月」ってイメージだけど、実際には7月中旬までズレこむことも多いわけで、けっこう長いのである。
というわけで、雨。
普通、雨の日はカメラを持ち出さないのだけど、最近は、デジタル一眼でもミドルクラスから防じん塵防滴が当たり前になったし、防水デジカメもあるしで、雨の中傘をさして撮影するのも乙って感じはある。
そんな雨の写真を。
まずは雨の写真。雨そのものの写真。
ただ雨宿りしてるだけじゃあ面白くないわけで、雨宿りしつつ撮る。
よく見ると雨の善光寺なんだけど、よく見ないと雨っぽさが伝わらない。空は白いだけで、暗い色の本堂をよく見ると縦に雨の線がさーっと入ってるのが分かるぐらい。
雨が降ってる様子そのものを撮りたいときは、「暗い背景を探せ」である。ちょっと位置を変えてお堂をメインに配置して、ちょっとマイナスの補正をかけて撮ると、雨が暗いお堂に映えて目立つのだ。
お次は湯島聖堂。単に土砂降りの雨にやられて雨宿りするついでに撮った写真なんだけど、背景が暗いと雨粒がすごく映える、というのが分かると思う。
それにしてもこのときの夕立はすごかった。
シャッタースピードは1/80秒。あまり速いと雨の流れる感じが出ないし、あまり遅いと雨が線のようになる。
ただ雨が上がるのを待ってても退屈なので、ちょっと絞り込み、シャッタースピードを1/10秒に落として撮ってみた。
大雨の湯島聖堂スローシャッターバージョン
そうすると雨がきれいな縦の線になる。
もうひとつシャッタースピードの差。
シャッタースピードが違うとこれだけ雨の様子が変わる。
大粒の雨が落ちている感じで撮りたいときは1/60〜1/80秒くらい。ザァァッという雨になる。雨をひとつの筋にしたいときは1/10秒以下くらいがいい。サーーーッという雨になる。
もうちょっと雨を撮る話。
大雨がくるときは昼間でもぐっと暗くなり、雨が降り出すと全体に白っぽくなって街から色が抜けていく感じになる。その白っぽさを撮るときはちょいとプラスの補正をしてやるといい。
補正をかけた方が白っぽくて雨っぽさがでる。
高いところにいたなら下を向いて遠近感を楽しむのもいい。上を向いて撮っても面白いけど、そうするとカメラがぬれまくるわ、レンズに水滴がついてちゃんと撮れないわでアレなので、下。
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